三重・熊野市 龍門山(688.5m) 2011年12月31日
所要時間 10:09 ゲート−−10:37 作業道−−10:47 570m鞍部−−11:20 龍門山 11:43−−12:13 570m鞍部−−12:34 ゲート
概要
八丁坂トンネル東口近くより往復。本来は新鹿側に下った途中から道があるらしいが、2011年紀伊半島豪雨で橋が落ちてトンネル東側出口の先でゲートで通行止めのため、ゲート付近から北側の稜線に出て山頂に向かった。稜線までは延々と植林帯が続き、稜線上には踏跡あり。山頂は南側に少しだけ開ける
来年は辰年なので、本当は元旦に登ろうかと考えていたが、位置関係と日程の都合上、大晦日の登山となった。ネットで検索すると山頂南側を通る県道に踏跡入口があるらしいが、最新情報ではこの県道の橋が崩落し、今は通行止めとなっているという。橋がありそうなのは新鹿側の最初のカーブであり、逆方向からアプローチすれば、もしかしたら登山口までいけるかもしれない。本当はどこまで入れるのか不明だが、いけるところまで行って、あとは歩けばいいだろう。
道幅が狭まる個所にゲートあり。橋が再建されるまで通行止め | ゲート手前の駐車余地 |
県道入口には「新鹿方面に通り抜け不可」の案内が出ていたが無視して進入。八丁坂トンネルを抜けて少し走ると施錠されたゲートが登場、残念。GPSで山頂までの距離を確認すると2km弱で、歩いてもいい距離なのでここから出発。
駐車余地裏の小沢に入る | 伐採された木が散乱し猛烈に歩きにくい |
傾斜が増す | 一番傾斜がきつい付近 |
小さな駐車余地は小さな沢に続いており、これを北に行けば稜線に出る。周囲は一面の植林帯であるが、間伐した木が放置され「人工倒木」の嵐で歩きにくいことこの上ない。できるだけ隙間を選んで歩いていたら北側ではなく北東に向かっていた。まあ、山頂方向には近づいているので問題なし。やがて急斜面に突入、歩きやすい場所を選ぶと東に進路が変わる。
作業道に出た | 稜線が近い |
570m鞍部から東側の尾根を見る |
急斜面を突破すると、山肌を巻くような作業道に遭遇。人工倒木帯よりずっと歩きやすいのと、北の主稜線から離れている可能性もあったので北向きに歩き始める。水平で倒木がない道は歩きやすかった。少し下り気味になったところで右斜めに上がる道に入り、そのまま緩く登ると鞍部に到着。すぐ西側に顕著なピークがあり、もしかしたら東に行きすぎて山頂を通り過ぎたか?と思ってGPSの電源を入れると、山頂はまだ東に1km。地図を見るとどうやらここは570m鞍部らしい。
600m峰付近 | 踏跡が続く |
こりゃ明瞭な道だ | ここも道あり |
樹林の隙間から見たゲジョ山 | 木に飲み込まれた標識 |
龍門山山頂 | 龍門山から見た新鹿の街 |
尾根上には目印と明瞭な道があり、北側は鹿よけネットが張られた幼木の植林帯、南は背の高い植林帯。緩やかなピークを越えると尾根上は自然林となって雰囲気はよくなるが、やっぱり木に覆われて展望は楽しめない。小ピークを越えて尾根を進み、少し開けたピークに到着すると三角点が立つ龍門山山頂。南側は少し開けて日当たりが良く、昼寝にちょうど良さそうだった。手製の山頂標識がいくつかあり、そこそこ人が入っているようだ。
帰りは山頂付近で尾根が2カ所くらい分岐するところがあり、どちらも目印と踏跡があって方位磁石で進行方向を確認しないと誤ったルートに吸い込まれそうだ。一般的な登山道なら案内標識があって当然の場面であり、龍門山はあくまでバリエーションの山らしかった。あとは尾根を西に辿る。
570m鞍部から西に巻く作業道 | 斜面を下る |
谷を下る | 明るくなってきた |
往路で稜線に出た570m鞍部で稜線を離れ、南に下ることに。西に斜めに下る作業道があったので辿ってみたが谷に下らず西に巻き始めたところで道を離れて斜面を下る。ここも「人工倒木」がひどい。できるだけまっすぐ谷を下っていくと徐々に広い谷となり、往路の谷とは様相が異なる。どうも一本西側の谷に乗ったしまったようだ。まあ、このまま下ってもどこかで車道に出るはずだが、これだけまともな谷だと県道は橋で跨いでしまうかも。
ナメ沢 | 流木の巣 |
流木の巣最下部から左岸に道登場 | 道が続く |
東の尾根を越えて適当に下る | ゲートに到着 |
ナメ状の箇所を超えると大水で流された流木が引っかかった緩斜面に出て、そこから左岸沿いに鹿よけネットが登場し、ネット沿いに道もあってそれを辿り、小尾根を超えて東側の谷に出ると駐車した車を発見、ちょうどいいタイミングだった。